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ドクターが教える!病気あれこれ

肺がん

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概要

 肺は左右一対あり呼吸(ガス交換)を担っています。空気と血の巡りが豊富な臓器です。右肺は左よりもやや大きめで約55:45です。右肺は上・中・下の塊(葉)に分かれていて約3:2:5です。左肺は上・下葉に2分されています。
 肺がんは、男性では1993年以後死亡原因の第1位、女性では大腸がんに次いで第2位で、2012年のデータでは年間7万人超の方々が亡くなっています。肺がんの背景因子の代表は喫煙で、喫煙者の死亡率は非喫煙者に比較して4倍以上になると言われます。受動喫煙に関してはデータ採取に難があり不明確であるものの、影響が無いとは考えておりません。また、喫煙者の発がんリスクが非喫煙者並みに低下するには、禁煙後10年以上の歳月を要すると考えられています。肺気腫へのリスクもあり、ご自身や周囲の方の事を考えると、早めの禁煙を推奨します。

症状

 しつこい咳、痰が妙に増える、痰に血が混ざる、呼吸がしづらい、痛い、熱、などの症状を呈する場合もありますが、無症状の場合も多くあります。

検査方法

 年に1回の検診(単純レントゲン)は受けてください。異常が疑われればCT検査を施行します。以後状況次第で喀痰検査、気管支鏡(内視鏡)検査、生検、また場合によりPETなどを施行します。
 なお、二次ではなく一次検診としてのCTは、欧米では否定されていますが本邦ではまだ一定見解がありません。

治療方法

 一言で“肺がん”と言っても原発性(肺に出来たオリジナルのがん)、転移性(他臓器から飛び火してきたがん)があり、また原発性肺がんのなかでも更に色々ながんの種類(組織型)があります。癌の種類、病期(Stage)、耐術能(言わば体力)などをもとに治療方法を選択し、可能範囲でご意向を加味して相談の上、治療方法を決定します。
 主な治療方法は、手術、化学療法(抗がん剤)、放射線療法、症状緩和療法です。いくつかを組み合わせる事もしばしばです。当科は手術を担当します。肺がんに対する標準的な手術は葉切除+縦隔リンパ節郭清です。がんやご本人の状況により、より小さな単位である“区域”で切除したり、楔状に部分切除とする場合も有ります。アプローチは胸腔鏡を補助に使用した開胸(13cm程度)を中心に、大開胸から完全鏡視下まで術式によって選択をしております。標準的な術後入院期間は部切で2〜3日、葉切で5〜7日です。
 まずは外来にて拝診し、しかるべき精査を通して加療方法を検討・相談させていただきます。また、術後肺炎のリスクを考慮し、手術前は最低1ヵ月以上の完全な禁煙期間を設けさせていただいております。