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縦隔腫瘍
概要
胸で、両側の肺の間に挟まれた中央部に存在し、心・大血管・気管・食道などが存在するのが縦隔です。縦隔部分に存在する腫瘍病変を総じて縦隔腫瘍と表現します。胸骨と言う前胸部中央の骨・肺・重要な大血管系の存在などから、生検が困難な場合が多いです。

出典:市立釧路総合病院ウェブサイト より
症状
無症状で検診や他疾患精査のCTなどで発見される事が多いですが、腫瘍が大きくなると気管や血管の圧迫症状を出す事もあります。また、前縦隔にできる腫瘍の代表格である胸腺腫は、筋肉の力が弱まる事や特殊な貧血を引き起こす事があります。
検査方法
CT、MRIなどの検査を施行し、詳細を判断します。
治療方法
特殊な一部のものを除き、発見されたら基本は手術です。手術にあたり、当施設でのアプローチは基本的には胸腔鏡を用いた鏡視下手術ですが、腫瘍の大きさ、他臓器との関与から開胸を選択する場合もございます。適応含め拝診いたします、ご相談ください。