町田市民病院 HOME > 患者・ご家族の方へ > ものわすれ・認知症検査
ものわすれ・認知症検査
年齢のせいにしていませんか?
認知症は早期発見が大切です。
ものわすれ・認知症検査のご案内
脳血流シンチグラフィーを行なう アイソトープ室 |
頭部MRIを行なうMRI検査室 |
---|---|
静脈注射の後、ベッド上に寝て30分程の撮影を行ないます。 | 注射はありません。ベッド上に寝て20分程の撮影です。 |
検査について
当院のものわすれ・認知症検査は、脳血流シンチ(アイソトープ)で脳の血流状態を、MRIで脳の形態を調べる検査です。
検査はともに、放射線科外来で行います。患者・ご家族の方の都合により、2つの検査を同日に行うことも可能です。
ご希望の方は主治医にご相談いただくか、または、当院の精神科外来(ものわすれ)を、予約して受診してください。
なお、検査内容についてのお問い合わせは、放射線科へお気軽にご相談ください。
早期発見をするために
脳血流シンチグラフィーは認知症の早期診断に役立ちます
脳血流シンチグラフィーで得られたデータをもとに、画像処理をしたものです。
正常な人と比べて血流が有意に低下している部位に色がつきます。右のスケールで上の色になるほど(赤いところが最も)血流が低下しています。
特異的な血流低下部位の分布がわかることにより、認知症の診断を行なうことができます。
歳を重ねると「ものわすれ」が目立つようになります。これは、誰にでも起こることで病気ではありません。
しかし、なんらかの原因により、記憶や判断力などの脳の働きに障害が起こり、日常生活に支障をきたすことがあります。これが「認知症」、すなわち脳の病気です。
認知症も、他の病気と同じように早期診断と治療が大切です。
認知症の原因には様々なものがあり、治療を始める前にそれを見つけるための検査が必要です。
2つの検査をおこなうことにより、MRIでは脳の形(萎縮していないか)を、脳血流シンチ(アイソトープ)では脳の機能(血流が落ちていないか)をしらべることができ、認知症の早期発見に役立ちます。
レポート画像
頭部MRIでは、VSRADというソフトを使い、特定部位の脳の萎縮の程度を数値により表しています。 | 脳血流シンチでは、アルツハイマー型認知症において、特異的に血流低下が表れる領域をe-ZISというソフトを使い、画像と数値で表しています。 |
★当院では、埼玉医科大学国際医療センター核医学科教授、松田 博史先生監修のソフトウェア〔VSRAD(MRI)、e-ZIS(SPECT)〕を診断補助として使用させていただいています。
お金はいくらかかるの?
- 検査費用の概算(医療保険適用)
- 個人負担額が1割負担の方…9,000円程度、3割負担の方…27,000円程度
その他、初診料等がかかります。
地域医療機関の先生方へ
CT検査やMRI検査同様、ものわすれ・認知症検査も電話にてご予約いただけます。
町田市民病院 放射線科 電話 042−(722)−2230 内線(6000)、(6001)
受付時間(月~金曜日)9:00~16:30