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診療科・部門のご案内

薬剤科

概要

薬剤科は、調剤室、注射調剤室、医薬品情報管理室、医薬品管理室、製剤室、薬剤管理指導部門で構成されています。処方箋・注射箋による調剤、高カロリー輸液・抗がん剤などの注射薬混合、特殊製剤の調製、薬剤適正使用のための医薬品情報収集・提供、服薬指導などの業務を行っています。

薬剤科のスタッフは、常勤薬剤師17名、非常勤薬剤師、薬剤補助員、薬剤SPD、医療クラークなど、総勢34名で構成されています。

薬剤科の理念と方針

病院基本理念および日本薬剤師会薬剤師倫理規定に基づき、患者に適正かつ安全な薬物療法を提供します。

(基本方針)
  1. 安全で安心な医療を提供できるよう、常に自己研鑽に励む。
  2. 他の専門職種と協力し、安全で適正な薬物療法を提供する。
  3. 患者の視点で考え、行動する。
  4. 人的効率運用と経営管理への意識改革を行う。

お薬をお渡しする手順

薬剤科では、医師の処方箋に基づいて調剤を行っています。処方箋には、院内でお薬をお渡しする院内処方箋と、地域の保険調剤薬局でお薬をお渡しする院外処方箋があります。当院の会計終了後、領収書右側のお薬引換券の欄を確認していただき、番号の記載がある場合は1階薬局までお越し下さい。薬局のモニター画面に番号が表示されている場合は、お薬の準備が出来ております。番号をよく確認していただき、お薬引換券を必ずお持ちになって、薬局窓口までお越し下さい。なお、院外処方箋が発行された場合は、早めに地域の保険調剤薬局へ行き、お薬をお受け取り下さい。処方箋の有効期限は、交付日を含め4日間です。

製造販売後調査における調査情報の公開について

詳細はこちらをご覧ください。

業務紹介

調剤

医師が発行した処方箋に従って患者のお薬を作ることを調剤といいます。医師のパソコン端末から薬剤科に院内処方箋が直接転送され、処方箋に基づいて、お薬の調剤・交付をします。処方は全てオーダリングシステムによって行われ、調剤過誤を防止するため、散薬や水剤には監査システムを、当直時などには画像監査システムを導入し、運用しています。散薬は自動分包機を導入しており、監査システムと連動させて、安全性と業務効率を高めています。なお、通常の形態では服用が難しい患者のために、必要に応じて一包化調剤を実施しています。お薬と一緒に、処方されたお薬の名前、作用・副作用、使用上の注意などが書かれた「薬剤情報説明書」をお渡ししていますので、大切に保管し、他の病院にかかる時は必ず持参して、服用中のお薬を確認してもらいましょう。

院外処方

院外処方箋は、地域の保険調剤薬局で調剤してもらうための処方箋です。当院では、厚生労働省の医薬分業の推進に合わせ、院外処方箋の発行を積極的に行っています。処方箋は、医師のパソコン端末から直接印刷され、患者にお渡しします。発行した院外処方箋の有効期間は、交付日を含め4日以内です。期間を過ぎた処方箋は無効となりますので、できるだけ当日中にお受け取りください。

お薬相談

薬剤科では、当院で処方されたお薬に関する相談を受け付けております。お薬の正しい飲み方や効果など、お薬に関する理解を深めていただくよう努めています。

開設時間 9時から17時まで(平日)
場所 1階 外来お薬窓口

ご相談の際は、診察券をお持ちください。

注射調剤

当院では、注射薬処方オーダリングシステムを採用しており、医師が入力した注射薬処方情報は薬剤科の部門システムに送信され、注射処方箋が発行されます。薬剤科では、この注射処方箋に基づいて個人別に注射薬をセットします。

2種類以上の注射薬を混合する場合は、配合上の可否に注意する必要があるため、必ず調剤者と監査者でダブルチェックを行い、その他、様々な工夫をすることで、薬剤の適正使用に努めています。

病棟服薬指導

各病棟に薬剤師を配置し、入院患者に対して、内服・注射薬の服薬指導を行っています。患者のお薬に対する理解向上を目的としており、また、同時に副作用チェック等を行い、薬物治療が適正・安全・有効に実施できるよう、チーム医療の一員として努力しています。

医薬品管理業務

当院では、病院内で使用するさまざまな医薬品を効率的・経済的に管理するため、SPDの導入を行っています。主な業務内容は、各部署の定数管理・搬送業務・在庫管理・購入管理です。これらの管理をデータベースで行うことで、医薬品の管理制度の向上を図っています。

製剤

院内製剤とは、薬剤師が病院独自に調製している薬剤のことをいいます。患者の処方箋を効率的かつ合理的に調剤するため、処方頻度の高い薬については予製を行っています。また、治療や検査に必要な薬で、製薬会社から市販されていない薬については、医師からの依頼を受け、倫理性・安全性・安定性を検討した後に、特殊製剤として調製しています。製剤室ではいろいろな機器を使用していますが、近年導入した新軟膏混合機は、従来のものと比べて仕上がりが滑らかで好評を得ています。

無菌製剤

無菌製剤の業務として、IVH(高カロリー輸液での栄養補給)の点滴調製を行っています。高カロリー輸液は、体に必要な水分・糖質・アミノ酸・電解質・ビタミンなどの栄養素を含み、栄養摂取困難または栄養摂取が不十分な方に使用します。薬剤科の無菌室で調製することにより、細菌の汚染を防ぎ、また、混合する薬の相性(配合変化)、投与量などの確認を行い、安全な薬物治療を支持できるように努めています。

抗がん剤調製業務

外来・入院患者の抗がん剤治療では、薬剤科にてレジメン(使用薬剤・量・投薬スケジュールなどを決めたもの)を一括で管理しています。さらに、全てのレジメンを確認し、安全キャビネットを用いて、無菌調製を行っています。無菌調製の際は、薬剤科で定められたマニュアルに則り、安全に調製しています。抗がん剤治療実施の際は、服薬指導を通じて、患者への説明・副作用のモニタリング・点滴状況の確認を行い、安全かつ適切に治療が受けられるように取り組んでいます。

学生実習

平成22年度から、薬科系大学5年次生の長期実務実習の受け入れを行っています。調剤業務や注射セット、DI、高カロリー輸液などの無菌調製、入院患者への薬剤管理指導業務など、多岐にわたるプログラムを組んでいます。数名の実務実習認定薬剤師を中心に、社会に貢献できる薬剤師の育成を目指し、全スタッフで学生をサポートしています。