舟状骨骨折
概要
舟状骨骨折には、いろいろな折れ方があります。最も多い骨折部位は、舟状骨の腰部と呼ばれるくびれた部分です。舟状骨は、指先の側から手首に向かって血行があるので、腰部に骨折が生じるとその中枢側の血行不全が生じやすく、偽関節になりやすい骨折です。
また、この舟状骨骨折は、骨折しているとは思わず、捻挫したと思ったまま放置したため、偽関節になることが多いのが特徴です。
症状
急性期を過ぎると一時軽快しますが、放置して骨折部がつかずに偽関節になると、手首の関節の変形が進行し、手首に痛みが生じて、力が入らなくなり、また動きにくくなってきます。
検査方法
- X線(レントゲン)検査
- CT検査
- MRI検査
治療方法
また、偽関節になったものでは、放置すると手首全体が悪くなってくることが多いため、手術が必要です。