大腸がん
概要
症状
検査方法
- 大腸内視鏡検査
- 大腸レントゲン検査
- 腹部CT検査
- 腹部超音波検査 など
治療方法
内視鏡治療
手術治療
大腸がん手術は従来開腹手術が行われていましたが、1991年頃より腹腔鏡下手術が普及してきています。開腹手術に比べ、腹腔鏡下手術は専用の細径器具を用いて行うため、創が小さく術後疼痛が少ないです.また,ビデオカメラで近接拡大観察しながら手術を行えるなどの特徴があります。
当科では2008年頃より腹腔鏡手術の導入を本格的に始めており、近年腹腔鏡手術の割合が増加してきています。症例に応じて術式を検討していますが、一番重要なことは安全に手術を行うことですので、安全を考慮し途中で開腹手術へ移行する場合もあります。
進行度分類
Stage 0 | 深達度がTisの癌。リンパ節転移、遠隔転移を認めない。 |
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Stage Ⅰ | 深達度がT1,T2の癌。リンパ節転移、遠隔転移を認めない。 |
Stage Ⅱ | 深達度がT3,4の癌。リンパ節転移、遠隔転移を認めない。 |
Stage Ⅲ | リンパ節転移のある癌。深達度は問わず、遠隔転移を認めない。 |
Stage Ⅳ | 遠隔転移のある癌。深達度、リンパ節転移は問わない。 |
壁深達度
Tis | 癌が粘膜内にとどまり、粘膜下層に及んでいない。 | |
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T1 | 癌が粘膜下層にとどまり、固有筋層に及んでいない。 | |
T1a | 浸潤距離が1000μm未満である。 | |
T1b | 浸潤距離が1000μm以上であるが固有筋層に及んでいない。 | |
T2 | 癌が固有筋層まで浸潤し、これを越えていない。 | |
T3 | 癌が固有筋層を越えて浸潤している。 | |
T4 | T4a | 癌が漿膜表面に露出している。 |
T4b | 直接他臓器浸潤している。 |
化学療法
放射線療法
経過観察
参考
ステージ0~ステージⅢの大腸がんの治療方針
出典:大腸癌研究会「患者さまのための大腸癌治療ガイドライン 2014年版」より
ステージⅣの大腸がんの治療方針
出典:大腸癌研究会「患者さまのための大腸癌治療ガイドライン 2014年版」より