グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



季刊「まちだ市民病院クォータリー」

「結石破砕装置」を更新しました



従来の装置と比べて

機能の向上 効果
治療中の体位 ほとんどの結石に対して仰向けで治療が可能となりました。
X線被ばく
(衝撃波照射中)
高さ方向の結石位置確認が不要なため、X線被ばくを軽減できます。
治療中の痛み 痛みに合わせてより細かな出力調整ができます(9X線画像段階→26段階)。
X線画像 高解像度のCCDカメラを搭載し、より高繊細なX線画像が取得できます。
耐荷重 135kg→225kg(大柄な方にも対応可能)

体外衝撃波結石破砕術とは?

体外衝撃波結石破砕術は、体の外から結石に向かって目に見えない衝撃波を照射し、結石を砕く治療法です。患者さまによっては、衝撃波が当たるときに痛みを感じるため、痛み止めを希望される場合もありますが、麻酔なしで治療を行うことができます。

治療時間は1時間程度で、外来通院での治療が可能です。外科的な手術ではありませんので、治療が終わったらすぐに日常生活に戻ることができます。おおむね1cm未満の尿路結石に対して行われます。

体外衝撃波結石破砕術の原理は?

体外衝撃波結石破砕術は破砕装置から衝撃波を発生させて、レントゲンやエコーで結石のみにしっかり焦点を合わせて当てることで、衝撃波が通る筋肉や皮膚、骨、内臓などの組織を損傷させることなく、結石のみを破砕する治療法になります。皮膚への痛みも少ないです。1分間に約60回、1度の治療で3,000回から4,000回の衝撃波を結石に当てます。そして衝撃波により細かく粉砕された尿路結石は尿と一緒に排出されます。破砕した結石が尿管内に詰まり、疼痛が生じることがあります。この場合は、疼痛が落ち着くまで鎮痛剤を使用し、飲水量を増やして、尿と一緒に排泄するようにします。

衝撃波照射のイメージ

衝撃波により結石が破砕されます