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ドクターが教える!病気あれこれ

泌尿器系疾患



腎臓がん

腎臓にできる悪性腫瘍です。治療は手術が原則で、腎臓摘出術や腫瘍が小さいものは腎部分切除術を行っております。
慈恵医大の協力のもと、腹腔鏡手術も取り入れてきております。腎臓がんに対するロボット支援手術を実施しています。
進行例では分子標的剤による化学療法なども行っております。

膀胱がん

膀胱にできる悪性腫瘍です。痛くない血尿(尿に血液が混じる状態)で見つかることが多い腫瘍です。
治療は内視鏡手術(経尿道的膀胱腫瘍切除術:TUR—BT)を行い、進行の度合いや悪性度などから追加治療を検討します。追加治療には膀胱内注入療法(抗癌剤、BCG)や膀胱全摘出術や放射線療法、抗がん化学療法、免疫チェックポイント阻害薬などがあります。
膀胱全摘後の尿路変更術は尿路ストマをつける方法の他、自排尿型代用膀胱造設術も行っております。

※放射線治療は設備のある施設への紹介となります。

前立腺がん

前立腺にできる悪性腫瘍です。PSA測定(前立腺がんの腫瘍マーカー、血液検査)などで、がんが疑われた場合は前立腺の組織を採取し(前立腺生検)、がんの有無を確定診断します。
治療は、進行度や悪性度などに合わせて、手術療法(前立腺全摘術)、内分泌療法、放射線療法、PSA監視療法などを行います。
前立腺がんに対するロボット支援手術を実施しています。
骨転移のある去勢抵抗性前立腺がんに対する放射性医薬品(塩化ラジウム-223)による治療を実施しています。

※放射線治療は、設備のある施設への紹介となります。

尿路結石

腎・尿管・膀胱に石が形成され、血尿・痛みなどの症状を認めます。
自然に排石される大きさの石では外来で経過観察といたしますが、排石困難な腎・尿管の 結石に対しては、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や、内視鏡手術(経尿道的結石破砕術:TUL)も併用しております。

前立腺肥大症

前立腺が大きくなり、頻尿や排尿時間の延長、尿の勢いの減弱などの排尿障害をきたす疾患です。
くすりの内服加療のほか、手術療法も行っております。手術は原則として内視鏡手術(経尿道的前立腺切除術:TUR-P)を行っております。
手術合併症の少ない器械(TURis)も取り入れております。

尿失禁

咳をしたり、歩いたりしたときに失禁するタイプ(腹圧性尿失禁)とトイレに間に合わず失禁してしまうタイプ(切迫性尿失禁)があります。
失禁体操やくすりの内服加療のほか、腹圧性尿失禁に対しては、手術療法(TVT手術)も行っております。