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ごあいさつ
副院長 石原 裕和
町田市民病院は人口43万人の町田市の中核病院で、病床数は440床、常勤医師83人、非常勤医師20人、東京都の二次救急医療機関として年間5000件近い救急車を受け入れています。また、南多摩保険医療圏で唯一の地域周産期母子医療センターがあり、災害拠点病院、地域医療支援病院に指定されています。2022年12月には南多摩保険医療圏で初めてダヴィンチを導入、泌尿器科、外科を中心に多くのロボット支援手術が行われています。
初期臨床研修の目的は、臨床医にとって必須な初期診療を含む基本的診療の知識、技能を習得するとともに、医師としてのふさわしい態度と責任感を養うことです。当院の研修プログラムは、まず内科で半年間みっちりと基本的診療の知識、技能を身に着け、その後3か月間、麻酔科で点滴ルート確保、CVカテーテル挿入、気管挿管など医師として必須の基本手技を習得、毎年5000件近い救急車を受け入れる救急外来で、多くの救急疾患を経験します。1か月間の地域医療研修では、在宅診療を行っているクリニックと連携し、実践的な診療を経験してもらいます。選択期間も9か月間あり、興味のある科を自由に選択して研修してもらい後期研修につなげています。
この様に、基本的診療の知識、技能を身に着けると同時に、この2年間で医者としてのベースになる素養、人格を身に着けてもらいます。患者さん、看護師さん始めスタッフとラポール(フランス語で「橋を架ける」という意味から、心が通じ合い、互いに信頼しあい、相手を受け入れていること)を形成することの出来る医師を育てます。
当院は指導医、上級医の出身大学が多様であり、一つの大学医局に限られていないこと、研修医が一学年6人と少数であり、満遍なく多くの知識や手技を経験する機会に恵まれています。指導医、研修医間の垣根を取り払い、何でも相談出来る環境を作るため、定期的に懇親会を開いています。
町田市は東京都でありながら、緑が豊富な暮らしやすい環境であり、病院から徒歩5分に研修医向けの職員寮も完備しています。随時、病院見学を受け付けていますので、是非実際に病院を見て、先輩研修医の声を聴いて下さい。きっと町田市民病院で研修したいと思って頂けることでしょう。